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2013年3月

2013年3月 3日 (日)

お雛さまづくしとNantes美術館展

佐賀県立美術館で開催されているナント美術館展

新聞で紹介されていた

オーギュスト・トゥムーシュの

「手紙」の美しい写真を見て

行ってみたいな~と思っていたら

Ptegami

思いがけず

「明日行くんだけど一緒に行きませんか~」

うれしいお誘いをいただきましたnote

Scn_0023

展覧会の会場は佐賀県立美術館

毎年恒例のお雛さまイベントと同時開催でした。

Lady_of_firenthe

美術館内に入ってすぐのところに飾られていた

フランドランの「フィレンツエの女性」

色をほとんど使っていない とてもシンプルな肖像画

理知的な表情と美しい肌と白いドレス

抑えた色合いのブルーの髪飾りが印象的でした。

冒頭のオーギュスト・トゥムーシュの「手紙」は

Ptegami_3

期待にたがわず

小さな手紙を見ている女性の表情も

ピンクのドレスの質感も素晴らしくて

時代を感じさせる布地の椅子の前にたたずむ女性が

浮かび上がっているように見えました。

他にもマリー・ローランサンの美しい女性画 「ユディト」

モネの「ヴェネチアのゴンドラ」

ルノアールの「アネモネ」

カンデンスキー・シスレー・ピカソ・シャガールなど

全部で60点ほどの作品があったのですが

美しい女性の肖像画が多く

会場内もなんとなく華やいだ雰囲気でした。

美しい絵画を楽しんだ後は

佐賀城下ひなまつりの会場へ

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明治18年に古賀善平氏によって設立された旧古賀銀行

大正時代の洋風建築の様式を市の財産として

現在は歴史民族館として大切に使われています。

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中に入ると

吹き抜けになった広い空間があり

木をふんだんに使ったとても美しい内装の建物です。

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入るとすぐに

見上げるほど高い階段を利用した

豪華なお雛飾りがありました。

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玄関脇の

元は応接室だったお部屋でしょうか

高さが50センチほどもある

とても大きなお雛さまが飾られていました。

小城鍋島家に伝来したという貴重なお雛さまで

金冠も豪華で細密で

とても趣のあるお顔のお雛さまでした。

お雛さま・お内裏さまの着物も

とてもシックな色で素敵です。

P1240229


館内に併設されたカフェにも

お雛さまがたくさん飾られています。

そろそろお腹もすいてきて一休みです。

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ここで

昭和50年ごろ佐賀市の喫茶店で誕生したという

ご当地グルメのシシリアンライスをいただきました。

温かいご飯の上に

炒めた佐賀牛と生野菜を盛り合わせ

ドレッシングを掛けたものが基本形

というシシリアンライス

見た目も可愛くて意外とあっさり味でとてもおいしかったです。

お肉は甘辛いタレに付けたものやローストビーフ

味噌 醤油のタレを絡めたものなどお店によって違うそうです。

シシリアンライスの語源は

上に乗せたトマトの赤やゆで卵の白・きゅうりやレタスの緑が

イタリアの国旗の三色旗をイメージしていて

地中海に浮かぶシチリア(シシリー)島にちなんで名づけられたとか。

お腹もいっぱいになったところで

明治17年に建てられた

古賀銀行の頭取だった古賀善平氏の邸宅

旧古賀邸へ

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邸内に飾られたお雛さま

中央と右のお雛さまは明治のもの

左の小さなお雛さまは大正時代の御殿雛だそうです。

なんともかわいい品のいいお雛さまです。

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また旧古賀邸では

佐賀藩の裃の紋様である

「鍋島小紋」と呼ばれる衣装をまとった

お雛さまやお人形を展示していました。

「鍋島小紋」は

胡麻の殻の断面を図案化したものを

正絹に染めたもので

色がとても美しくて

お人形がいっそう愛らしく見えました。

最後に訪れたのは

旧三省銀行

佐賀で340年の歴史を誇り

その伝統を受け継いで

鍋島緞通を製造している吉島家です。

こちらも天井が高く立派な造りの豪邸です。

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牛島邸2階から見たお雛飾り

格式のあるりっぱな建物とお雛さまの最高のコラボレーションです。


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飾られていたお雛さまはとても古く

かなり傷みもみえました。

係りの方に尋ねたのですが

「いつごろのものかはっきりしていません」ということでした。

「鍋島緞通」とともに

いつまでも大切に残してほしいものだと思いました。

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邸内では

「鍋島緞通」を織っている実演や

さまざまなサイズの鍋島緞通が展示されていましたが

写真は遠慮してくださいということでした。

図案の管理がとても難しいようでした。

実演をされていた職人さんにお尋ねしたら

1日7時間で

わずか5~6センチしか織れないそうです。

お高いはずですね。

図案を見ながら前後の縦糸に手元の糸を巻きつけて

プチプチと鋏を入れていく手さばきは見事でした。

鍋島藩36万石の城下町だった佐賀市

ナント美術館展の美しい女性たちを見て

大切に残された古いお雛さまたちに会え

歴史的な素晴らしい建物にも出会えた

とても楽しい街歩きの一日でした。

K子さん遠いところまで運転お疲れさまでした

 (* ̄ー ̄*)cherry ありがとうございました。

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